Claris FileMaker 2024 が発売されました
2024年6月5日、久しぶりに新しいバージョンのFileMakerが発売開始になりました。
昨年5月の2023バージョンから1年と少し、新しいバージョンの発売です。
今回はアイコンの色が青から緑に変わりました。
機能も充実! 開発者にも利用者にも嬉しい機能が実装されました。
『AI 機能を強化した最新リリース』と謳っているだけあって、セマンティック検索の実装など、
あまりなじみのない言葉ではありますが、来月大阪で開催される
Claris Road Show 2024 OSAKA
のセッションや、Clarisパートナー企業のサイトなどで徐々に明らかになっていくことと思います。
※今回も製品名は2024ですが、内部的にはバージョン21.xです。
動作環境のページなどに「FileMaker Pro 21.x」と表記されていますのでご留意ください。
Claris FileMaker Pro 2024の拡張子も .fmp12 。
FileMaker Pro 12 以降で作成されたファイルであれば
Claris FileMaker Pro 2024 で開くことができますが、
FileMaker Pro 11以前で作成したファイルをClaris FileMeker Pro 2024 で使用するには、
Claris FileMeker Pro 2024 のファイル形式に変換する必要があります。
2024の新機能についてはクラリスの以下のサイトをご覧ください。
FileMaker Pro リリースノート
FileMaker Go リリースノート
FileMaker Server リリースノート
製品ライン
製品の種類は、
・Claris FileMaker Pro
・Claris FileMaker Server(オンプレミスでカスタム App を共有)
・Claris FileMaker Cloud(クラウドでカスタム App を共有)
・Claris FileMaker Go(iOSデバイスで利用)
互換性
◆◆Claris FileMaker Pro 2024(21.x) から接続可能なホスト◆◆
◆◆Claris FileMaker Go 2024(21.x) から接続可能なホスト◆◆
拡張子が同じでも開くFileMakerのバージョンによって互換性がないものがあります。
クライアントだけアップしてしまうと使えなくなるケースがありますのでご注意ください。
Claris FileMaker Pro 2024、および Claris FileMaker Go 2024 は次のホストに接続できます:
Claris FileMaker Server 19.4.2以降
Claris FileMaker Cloud 2.21.0.1 ←今回のバージョンから変わっています
ホストの互換性に 19 が入っていますが、小数点以下の数字に注意してください。
(19.4.2以降になっています)
※互換性の詳細も動作環境のページに掲載されています
動作環境
◆◆◆Claris FileMaker Server 2024(21.x) がサポートするクライアント◆◆◆
◆◆◆Claris FileMaker Cloud 2.21.x がサポートするクライアント◆◆◆
Claris FileMaker Pro 19.4.2 以降
Claris FileMaker Go 19.4.2 以降
iOS App SDK 19.4.2 以降を使用して作成された iOS アプリケーション
FileMaker WebDirect
となっています.
サポートするクライアントに 19 が入っていますが、こちらも小数点以下の数字にご注意ください。
(19.4.2以降になっています)
※互換性の詳細も動作環境のページに掲載されています
動作環境
システム条件
◆◆Claris FileMaker Pro 2024 (21.x)◆◆
・Windows 11 Enterprise および Pro Edition (23H2、64 ビットのみ) ←今回のバージョンから変わっています
・Windows 10 Enterprise および Pro Edition (22H2、64 ビットのみ)
・macOS Sonoma 14.0 ←今回のバージョンから追加されています。
・macOS Ventura 13.0
(macOS Monterey 12.0 は今回のバージョンから外れました)
◆◆◆Claris FileMaker Server 2024 (21.x)◆◆◆
<Windows Server>
・Windows Server 2022 Standard Edition (デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)
・Windows Server 2022 Datacenter (デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)*
・Windows Server 2019 Standard Edition (デスクトップエクスペリエンスをインストール済み) (23H2)
・Windows Server 2019 Datacenter (デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)* (23H2)
*Windows Server Datacenter は FileMaker Server 21.x と互換性がありますが、完全には検証されていません。
<macOS>
・macOS Sonoma 14.0 ←今回のバージョンから追加されています。
・macOS Ventura 13.0
(macOS Monterey 12.0 は今回のバージョンから外れました)
<Ubuntu Linux>
・Ubuntu 22.04 LTS (Long Term Support) Server AMD64 および ARM64
・Ubuntu 22.04 LTS (Long Term Support) Desktop* AMD64 および ARM64
・Ubuntu 20.04 LTS (Long Term Support) Server AMD64
・Ubuntu 20.04 LTS (Long Term Support) Desktop* AMD64
*Ubuntu Desktop は FileMaker Server 21.x と互換性がありますが、完全には検証されていません。
ふりがなフィールドの使用、 Furigana 関数の使用には、別途 Kakasi のようなサードパーティのソフトウェアが必要です。
※システム条件の詳細は動作環境のページに掲載されています
動作環境
◆◆◆Claris FileMaker Go 19◆◆◆
・iPadOS 16 以上 のバージョンが実行されているデバイスであること。
利用できるデバイスについても動作環境のページに細かに掲載されています。
動作環境
購入について
Claris FileMaker 2024 製品ラインも、
シングルライセンスで購入できるのは Claris FileMaker Pro だけです。
ダウンロード版の料金はClaris FileMaker 2023と変わらず以下の通りです。
製品 | フルバージョン | アップグレード |
Claris FileMaker Pro 2024 | 69696円(税込) | 41800円(税込) |
その他、ボリュームライセンス料金については、
・ユーザライセンス
・同時接続ライセンス(※)
・サイトライセンス
の3つで、それぞれ「年間」「永続」の選択ができます。
※不特定多数からの接続が必要な場合は「同時接続ライセンス」の購入が必要になります。
ボリュームライセンスを新規に購入すると、1年間有効な保守が含まれます。
保守期間内であれば、常に最新バージョンを利用することが可能です。
「年間」は契約年数ごとに決まった金額を支払続けることで、常に最新バージョンを利用することができます。
「永続」は買い切りタイプですが1年の保守契約が含まれ、保守契約を更新することで常に最新バージョンを利用することができます。
いずれも最長5年まとめて契約することも可能です(複数年で契約する方がお得になります)
Claris FileMaker ライセンスプラン比較を確認されることをお勧めします。
Claris FileMaker Go 2024 は、無料です。